環境教育素材集のご案内

写真と映像を活用した

次代を担う子供たちに向けた教育素材集

株式会社QPRは、平成23年度環境省請負事業として「震災で得られた知恵・教訓等を通じた持続可能な社会のための環境教育素材集」を作成しました。


 2011年3月11日に起こった東日本大震災は、東北地方を中心とした多くの人々に甚大な被害を与えました。私たちは被災地を中心として、復旧から復興に向けた新しい地域づくり、社会づくりを構想していく必要があります。「持続可能な社会」とは、その際の柱になる概念です。震災によって多くの人々が、今まで以上に自然への理解を深めること、自然との共生について向き合うこと、そしてエネルギーの供給と利用方法を含むこれまでの社会像を見つめ直さなければならないと考えています。今後の社会はどうあるべきなのか。「持続可能な社会」を考えていくうえで、自然災害への備えやエネルギー問題に関することだけでなく、健康で文化的な生活の保証、人と人とのつながり、人と自然のつながりを大事にする地域づくりといった点も、重要な要素となります。

 震災時および復興時の実話、写真、映像には、自然との関わり方における先人の知恵や、地域コミュニティの重要性への認識から再発見された教訓などが数多く含まれています。そして、それらは「持続可能な社会」を考える際の大きなヒントとなります。本教育素材集では、震災から得られた知恵と教訓をこのタイミングで次代を担う子供たちにきちんと伝えることが、これからの社会を構築していくために大切であると考えました。

 本教育素材集の作成にあたっては、被災地の現状を伝え続けている復興支援メディア隊から現地の方のインタビュー映像や写真を提供いただきました。その膨大な数にのぼる素材から「持続可能な社会」を考えるために最適と思われるノウハウ的な部分を抽出し、現地の生の声を伝えるべく極力加工せずに収録しております。子供たちが今後の社会について考える際のツールとして、活用いただければ幸いです。

 

 

 本素材集の特長


現地の取材から得られた写真や映像を軸に構成


震災直後から被災地で活動を続けてきた復興支援メディア隊(http://ramediateam.org/)の取材によって蓄積された写真や映像を使用。

テキスト、写真、映像を組み合わせた、総合的素材集


当事者の想いに気持ちを重ねてもらうため、現地の写真、インタビュー映像を多用。

すべてのコンテンツを集約したPowerPointファイル集


写真や映像をPPTファイルに一元化し、プロジェクターなどでの使用を想定。印刷コストをかけずに授業を実施できます。

考えさせる授業を意識した内容


質問を投げかけるポイントのみを定義して、ファシリテイターの創意工夫によって授業内容が構築可能。

1テーマ50分を想定


基本的には使用者におまかせしますが、1テーマ50分程度の授業を想定。

 

 

 使用にあたってのガイドライン


 本教育素材集は、単純に環境を学ぶような知識学習のためのものではありません。収録されたエピソードに登場する当事者の想いに気持ちを重ね、ひとりひとりが自らの意見を考え、そこから参加者全員で議論していく過程が非常に重要であると考えています。

 そのため、使用の際は以下の点に留意していただければと思っています。しかし、本教育素材集はあくまでも考えるためのヒントであり、単一な答えが導き出されるものではありません。参加者同士で意見を出し合いながら考えることこそが重要となります。
  •  震災のエピソードを通じて、被災者や支援者など復興に向けた活動をしている人々の想いを想像し、今の自分に何ができるかを考えてもらう
  •  震災のエピソードから得られる知恵や教訓をもとに、戦争や貧困、環境破壊などの大きな問題を解消する「持続可能な社会」を考えるきっかけにしてもらう

 本教育素材集は次代を担う子供たちに広く活用してほしいと考えていますが、実際に授業を行う側としては、小学校、中学校、高等学校といった公的教育に加え、広く社会で教育活動をされている方など、次世代のために何か伝えておきたいという方も対象としています。授業の進行に関しては、一方的に指導者がリードするのではなく、それぞれの子供がひとつのことを考えるプロセスが重要であり、そうした授業の一助となることを期待しています。

 

 

 本教育素材集の流れ


テーマの提示
震災を振り返るだけの授業のような印象になることを避けるため、最初に授業のテーマ(目的)を提示します。
時間の巻き戻し
参加者の意識をそろえるために、震災まで時間を巻き戻します。
エピソードの紹介
テーマに関係するエピソードについて、事実関係を中心に客観的に紹介していきます。
地域への移動
エピソードの紹介では、対象者と同じ空間まで参加者の意識を持っていくため、上空から現場へと衛星写真がズームするように、地域の情報に寄ります。
第1の質問
自分がエピソードの当事者になったつもりで、どんな想いを抱いていたのか参加者に想像してもらいます。
当事者のインタビュー映像とコメント
映像およびテキストで、当事者本人の想いを紹介します。また、参加者の意見と当事者のコメントを整理し、参加者個人の考えをはっきりさせておきます。
第2の質問
エピソードに関連した知恵や教訓につながる本質的な質問をぶつけ、参加者に考えてもらいます。
当事者・有識者のコメント
第2の質問に正しい答えはありませんが、ひとつの回答例として有識者のコメントを紹介します。

 

 

 本教育素材集の10本のテーマ


  1. モノを使うこととは?
  2. モノをつくることとは?
  3. 仕事の本質とは?
  4. 会社の目的とは?
  5. 共有する社会とは?
  6. 人を助けるとは?
  7. 経済支援とは?
  8. ふるさとの復興とは?
  9. 自然との共生とは?
  10. 人の再生とは?

 「持続可能な社会」の概念には、環境汚染や生物多様性という事象以外にも、貧困、差別、戦争など多種多様な問題が含まれます。ひとりひとりの身の回りにおける社会のキーワードから世界を取り巻く環境まで、本教育素材集では10本のテーマを抽出しました。

 

 

 ダウンロード


 環境省と文部科学省の連携事業として運営されている「ECO 学習ライブラリー」の
当該ページ(http://www.eeel.go.jp/env/material/)よりダウンロードしていただけます。

 

 

 お問い合わせ


環境教育素材集への質問等は、フォームよりご連絡ください。


 

 プロジェクト

環境教育素材集

 

Producer Hub

 

 

 

 最新情報

 

© QPR Co.,Ltd All Rights Reserved.